フィガロ紙のヌレエフ讃

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.84:
フィガロ紙は「エーリアン、ルドルフ・ヌレエフ」の大きな写真を載せて伝説を捧げた。
Telperion訳:
フィガロ紙は「軽々としたルドルフ・ヌレエフ」を話題にし、この説明文が付いた大きな写真を捧げた。
原本『Noureev』:
Le Figaro parle de « l'aérien Rudolf Noureev » et lui consacre une grande photo avec cette légende :

ヌレエフがパリで華々しくデビューしたときのフィガロ紙の絶賛。

「エーリアン」でなく「軽やかな」

aérienはもともと「航空の」「空中の」「空気のように軽い」などという形容詞。日本語で言うエイリアンは英語alienに由来しており、aérienとは無関係。aérienとalienの混同は、記事「溝を越えられなかったヌレエフの比喩」でも見られる。

「伝説」でなく「説明文」

légendeには「伝説」のほかに「(図や写真などの)説明文、凡例」という意味がある。次の理由から、ここでの意味は「説明文」が妥当。

  • 「捧げた」(consacre)の目的語は写真(une grande photo)であり、"avec cette légende"はそれを修飾しているに過ぎない。
  • légendeの後にコロンがある。ここでは引用しないが、コロンの後にはヌレエフを賛美する文が続く。これはコロンの用法のひとつで、コロンの前にあることをコロンの後で詳細に説明している。つまりlégendeの内容はその文。
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