ミシェル・ルノーが突き付けた要求

『ヌレエフ』P.256:
犠牲になった彼は自らバレエ団を指導していくと表明し、ルドルフの解任か追放を要求した。
Meyer-Stabley原本:
La victime annonce qu'elle va poursuivre la compagnie et demander la démission ou le renvoi de Rudolf.
Telperion訳:
被害者はバレエ団に対して訴訟を起こすこと、ルドルフの辞任または解雇を要求することを表明した。

パリ・オペラ座バレエの監督ヌレエフと教師ミシェル・ルノーがスタジオの使用時間を巡ってトラブルになり、ヌレエフがルノーを平手打ちした事件について。

poursuivreを仏和辞書で引くと、「~を追う」が最初にあり、後のほうに「訴える」がある。被害者ルノーは対決する気満々だし、後に賠償金を支払われるので(訳本P.271)、ここでのpoursuivreは「訴える」と見てよい。「指導する」という意味は仏和辞書で見当たらない。

démissionは「辞任」。辞任または解雇とはつまり、ヌレエフが自発的に監督を辞めるという穏便な形にするか、強硬にヌレエフを排除するかという選択肢。

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