父は昇進したが家族から遠かった

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.19:
じきに大尉となるはずのハメットは家族にたくさんの手紙を送った
Telperion訳:
大尉に昇進したハメットは、たまに手紙を家族に送った。
原本『Noureev』:
Hamet, promu capitaine, envoie de rares missives aux siens.

出征したヌレエフの父ハメットと妻子との交流について。

手紙の頻度は少ない

rareの意味は「数少ない」「めったにない」など。この時期、父と子の結びつきはないも同然だった。実際、原著者メイエ=スタブレ(Meyer-Stabley)はこの次の文で"l'absence de relation entre le père et le fils (父と息子の間の関係の欠如)と書いているし、新倉真由美はそれを「父親と息子の長い間の音信不通」と訳している。

昇進は実際の出来事

promuは動詞promouvoir(昇進させる)の過去分詞で、「昇進した」。ハメットはこの時点で大尉になっている。だからこそ戦後の大尉からの降格につながる。

動詞promettre(約束する)の過去分詞はpromisで、「約束された」。あるいは新倉真由美は、promuがpromettreの過去分詞だと思ったのかも知れない。

主な更新

2014/2/2
promettreへの言及を始めとする追記
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