喧嘩の相手をひっかく男?

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.211:
パートナーを爪でひっかいたとか、
Telperion訳:
パートナーが平手打ちされたとか、
原本『Noureev』:
Une partenaire giflée,

動詞giflerは「平手打ちする」で、「ひっかく」という意味はない。実際、喧嘩で相手をひっかくのは女性の行動パターンに思え、男性であるヌレエフの行為としては違和感がないでもない。

その他の例

同様の例なので原文と私の訳は省略するが、以下の個所でも、giflerが「ひっかく」と訳されている。

P.234:
彼女をひっかいた。
P.244:
パートナーに爪を立てる

一方、以下の個所ではgiflerやその名詞gifle(平手打ち)が正しく訳されている。なぜgiflerの訳語にゆらぎが出ているのかは分からない。「ひっかく」のフランス語はgratterらしく、似たスペルとも思えない。

P.169:
平手打ちをされ
P.258:
ルノーを平手打ちしたように
P.288:
ダンサーたちを平手打ち
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