主廊下にただの布は飾られない

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.48:「以前は白かった壁はロンドンの“エンドウ豆のピュレ(濃霧のこと)”によってくすんだ色になり、昔風の色の生地が貼られていた。ヴィクトリア女王が好んだ、ポニーやフランス海軍に勝利を収めた場面など、さまざまな絵画や、空虚な目で通行人を見ているかのような王室の祖先の肖像画が飾られていた。 Telperion訳:「かつて白かった壁はロンドンの濃霧によってつやをなくし、色あせたキャンバ...
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最初の絨毯と次の絨毯を中庭が隔てる

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.42:レッドカーペットは〈お手元金入口〉の扉から宮廷まで敷き詰められているため、かなり傷んでいる。 Telperion訳:最初の赤絨毯はかなりすり減っている。君主手許金の階段から中庭まで延びているためだ。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth II』: Le premier tapis rouge est plutôt élimé, car il s'étend des marches de Privy Purse jusqu'à la cour. 謁見に呼ばれた訪問者...
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バッキンガム宮殿に多分State Apartmentsはない

「なぜ新倉本ではステート・ルームが住居呼ばわりされるんだ」という疑問から、フランス語でのappartementの意味と用例にまで発展した前回の記事。そして私が「Meyer-Stableyがステート・ルームをこう呼ぶのは不適切だろう」と考えるに至ったのは、フランス語でそう呼ばれている現状がある表現appartementsではなく、英語の呼び名"State Apartments"でした。前の記事にも書きましたが、もう一度引用します。 『バッキンガム』P....
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ステート・ルームを住居と呼ぶことの是非

バッキンガム宮殿の観光の見どころとしては衛兵交替が有名ですが、ステート・ルームもまた観光の目玉でしょう。王座の間、舞踏会の間、青の客間など、格式ある賓客を迎えるための広間の数々。インターネット上でも写真の数々を見ることができますが、その豪華さには目を奪われます。もちろん、Meyer-Stableyもステート・ルームの部屋は力を入れて説明しています。 このステート・ルーム、『バッキンガム宮殿の日常生活』でこんな...
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関係悪化の原因として語られるのはブルーンの感情のみ

『ヌレエフ』P.151:ルドルフはすっかり有名人になってしまった自分の周辺で、エリックがあまり注目を浴びなくなるのを気の毒に思っていた。 Telperion訳:その上、ロシア人があまりに有名人になったため、自分の周りでの関心のほうが低いと感じるのは、エリックにとってつらいことだった。 原本『Noureev』:De plus, le Russe est devenu une telle célébrité qu'il est pénible pour Erik de sentir moins d'attention autour de...
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