女王の在宅を示す旗は690枚もない

『バッキンガム』P.41:女王陛下の在宮中は、赤と金の二色の六九〇枚の王室旗が飾られる。 Meyer-Stabley原本:Six cent quatre-vingt-dix pièces sur lesquelles flotte l'étendard royal lorsque Sa Majesté réside au palais. Deux couleurs dominantes : le rouge et l'or. Telperion訳:女王陛下が宮殿に在宅の折は、690部屋の上に王室旗がたなびく。支配的な色は2色、赤と金だ。 仏文解釈 最初の文の直訳は、「陛下が宮殿...
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緑の客間の歴史と位置

『バッキンガム』P.51:シャーロット王妃が取り換えたすべての部屋同様、この部屋も王宮の中心にある中庭に面している。 Meyer-Stabley原本:Tout comme le salon de la reine Charlotte qu'il remplaça, il occupe le centre de la face est de la cour d'honneur. Telperion訳:この部屋に取って代わられたシャーロット王妃の客間とまったく同じように、中庭の東の面の中心を占める。 緑の客間(英名は"The Green Drawing Room...
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消されたベルギー・スイート

『バッキンガム』P.45:最も重要なレセプションルームは一八世紀の間と呼ばれており、薄い化粧張りを施し繊細なメカニズムを駆使した四面の驚くべき天文時計が置かれている。また金色に輝く装飾品やクリスタルのシャンデリアや上品な趣味の肖像画や絵画などもある。 Meyer-Stabley原本:La principale salle de réception de la suite belge est la salle dite du XVIIIe siècle qui possède une étonnante horloge astronomique à ...
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カーナーヴォンの間はベルギー・スイートの一部

『バッキンガム』P.45:隣接しているカーナヴォンの間は、ベルギー風の大理石の広間に繋がるスイートルームで、ヴィクトリア女王とベルギーの王の叔父にあたるレオポルド一世の時代から、国家の長が訪問した際のゲストルームとして使われている。 Meyer-Stabley原本:Juste à côté, la salle Carnarvon (du nom du gentilhomme qui conseilla l'achat de Buckingham House au roi George III) conduit de la salle des Marbres à la...
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何人もいる園芸好きの王族

『バッキンガム』P.53:ロイヤルファミリーはウィンザー公になったエドワード八世を密かに庭師のように思っていた。 Meyer-Stabley原本:La famille royale passe pour jardinière dans l'âme, à l'instar d'Édouard VIII, devenu duc de Windsor : Telperion訳:ウィンザー公になったエドワード8世にならい、王家の人びとは心底からの園芸家だと思われている。 原文には3つのイディオムがあるが、新倉真由美訳ではその訳語すべ...
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池が原因で生まれた喜劇

『バッキンガム』P.55:庭園の一番西側には〈アイトンの泉水〉と呼ばれている小さな池がある。滝もあり、ヴィクトリア時代にはこの辺りで芝居を行っていた。 Meyer-Stabley原本:À l'extrémité ouest du parc se trouve un petit étang, baptisé « bassin d'Aiton », avec une cascade miroitante, qui donna lieu à une scène comique sous le règne de Victoria. Telperion訳:庭園の西端には「エイトンの泉水」と呼ばれる小さな...
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シャンデリア制作者に化けたピアニスト

『バッキンガム』P.50:アーサー・ルビンスタインが自ら作った数々のシャンデリアは宮殿の中で最も美しい。 Meyer-Stabley原本:les lustres immenses demeurent les plus beaux du palais. Arthur Rubinstein lui-même s'y produisit. Telperion訳:広がるシャンデリアの数々は宮殿で最も美しいものであり続けている。アルトゥール・ルービンシュタインその人がここに姿を現した。 バッキンガム宮殿内の音楽の間(英名は"the Mus...
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鳥瞰図で地面すれすれを見る?

『バッキンガム』P.44:鳥瞰図で見ると、バッキンガム宮殿は実際地面すれすれに真四角に見える。経験の浅い従僕には、立方体のラビリンスの迷宮のように見えたのだろう。 Meyer-Stabley原本:À vol d'oiseau, le palais de Buckigham ressemble, en effet, à un carré ; à ras du sol, tel que le voit un valet inexpérimenté, le carré devient un cube, une architecture labyrinthique. Telperion訳:上から見たバッキンガム宮...
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『バッキンガム宮殿の日常生活』のチェック

『バッキンガム宮殿の日常生活』(Bertrand Meyer-Stabley著、新倉真由美訳、文園社)の存在はずっと前から知っていましたが、原本と照合する気は長らく起きませんでした。理由はいくつもあります。 バレエの専門家を自負していると思われる新倉真由美や文園社が本気で出版したがる題材に思えない。どうせ『ヌレエフ』出版の許可をもらいやすくするための抱き合わせに過ぎないのだろう。そんな邦訳本の出来など、初めから見当が付...
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スノードン家のおざなりな呼び方

『ヌレエフ』P.244:スノードン侯 Telperion訳:スノードン一家 原本『Noureev』:des Snowdon ヌレエフのセレブな友人の一例。ここでいうスノードンとはマーガレット王女の夫のこと。もっとも、新倉本でスノードンの名が初めて出るP.202には「マーガレット&スノードン大佐夫妻」とあるし、マーガレットが王妃呼ばわりされているので、新倉本からはスノードンの素性は明らかとは言えない。 新倉訳の不適切さ 一人だけではない...
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