新倉本が招くヌレエフの誤解(10) - 完璧な踊り

P.55 簡単にこなせてしまうために(「三日月クラシック」の原文比較3より) P.56 後に続くのは若きヌレエフ(「三日月クラシック」の原文比較4より) P.58 どんなに優秀なダンサーよりも傑出し(「三日月クラシック」の原文比較5より) P.219 姿勢を評価(「三日月クラシック」の原文比較4より) P.220 新たな挑戦(「三日月クラシック」の原文比較4より) P.210 皆はなんとかして彼と踊りたがりました(「三日月クラシック」の原文比較2...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(9) - 異様な趣味

ここで挙げるのは、訳本を読んだとき「ヌレエフってそんな変なことするの?」と思った個所。今まで挙げた、ヌレエフの人格にかかわる個所に比べると、微笑ましいとすら言えます。しかし、「ヌレエフは変人だから何でもあり」と言わんばかりに新倉真由美と文園社がノーチェックでこんな変な記述を出版したのには驚きます。 P.89 外出時には羽飾りのついたターバンを巻くかクロテンの帽子をかぶり、(「三日月クラシック」の原文比...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(8) - 女性関係

P.203 本性は変わらず、優雅なハーレムへと出かけて(「三日月クラシック」の原文比較2より) P.248 女性たちは彼に抵抗できず足もとに身を投げ出して(「三日月クラシック」の原文比較2より) (リー・ラジウィルは)ついに身を任せました P.152 彼に言い寄ってくる女性をなすがまま(「三日月クラシック」の原文比較5より) この一覧はすでに記事「迫ったのはどちらか」に書いていますが、一応独立させました。 宿泊先に帰る→風俗...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(7) - 批判の的

P.170 それは恐らく彼を最も有名にした要素だろう。(「三日月クラシック」の原文比較1より) 子どもじみた一面 P.222 パリのデザイナーたちは批判している(「三日月クラシック」の原文比較3より) 一番有名なのは性格の悪さ? 第1項は「三日月クラシック」に文法の説明を書かなかったので、簡単に書きます。比較的簡単な構文で、大学教養過程でフランス語を学習しただけでも読めそうです。 引用した文の主語、つまり「彼の最良...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(6) - ブルーンとの関係

P.128 それは炎と氷の出会いであり、同時に天使と悪魔の邂逅でもあった。(「三日月クラシック」の原文比較3より) P.130 エリックに追いつき支配したがるようになった(同上) 似ている2人を対照的呼ばわりする新倉真由美 第1項で、原文最初の"les deux danseurs blonds se ressemblent"(2人のブロンドのダンサーは互いに似ている)は、誤解しようがない単純明快な文。「火と氷の出会い」や「同時に天使と悪魔」は、その詩的な説...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(5) - 粗暴

P.156 受話器を投げつけた(「三日月クラシック」の原文比較2より) 誰の前でも暴言を吐いた P.201 完璧な振舞いを愛してやまなかった(「三日月クラシック」の原文比較4より) 怒りや不満をわめきちらし地面をのた打ち回るルドルフ グラスを叩きつけ ヌレエフの凶暴さは伝聞ほどではないという証言 理解不能な飛躍 第1項は、ポータブルな電話が実用化されていない1960年代前半の出来事。だからヌレエフもティト・アリアスも...
全部読む

ブログ公開1周年

fc2にブログ開設を申し込み、最初の記事を書いたのは、去年の6/2でした。その後、テンプレートを選んだり、記事の書式やカテゴリ分けを決めたり、いろいろ準備して、ブログを公開したのがヌレエフの亡命した日に合わせた6/14。あれから1年経ちました。 記事数の激増 気づくのが早ければとっくに「三日月クラシック」のコメントに書いていたような問題点のストックを書くのが、ブログ開設の最大の動機だったのは確かです。しかし...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(4) - 高慢

あなた方よりよく知っているので学ぶべきことはないという感じ P.208 それを聞いたルドルフの顔色はみるみる青ざめていった(「三日月クラシック」の原文比較4より) P.81 攻撃的な批判を試みた(「三日月クラシック」の原文比較3より) 映画を作るのは踊るより一〇〇〇倍簡単に思えます ハイタワーが臆せず堂々と私のテクニックを吸収 強引さが目立つもの 第1項は、「彼に教えない」が「私が学ぶべきことはない」になったり、...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(3) - 馬耳東風

訳本だけに書かれていること、実際にあるにはあるが訳本では誇張されていることは、できれば分けて扱いたいのですが、区別するのが面倒なので、どちらも見出しでは誤解と呼ぶことにしました。 P.255 態度を変えようとせず、耳に入ってくる批判も聞き流していた(「三日月クラシック」の原文比較3より) P.262 決してベジャールに謝罪しなかった(「三日月クラシック」の原文比較5より) 辞退が受諾に化ける 内輪の皮肉が公言のよ...
全部読む

新倉本が招くヌレエフの誤解(2) - 怒ってばかり

ヌレエフが短気なのは本当のことでしょう。しかし訳本『ヌレエフ』では、怒るヌレエフの描写がやけに多くなっています。 「魅惑する」が「激怒する」に P.136 いつも怒り狂い(「三日月クラシック」の原文比較4より) P.167 人びとに取り巻かれイライラしていた(「三日月クラシック」の原文比較3より) fruste(粗野な)とfrustré(欲求不満の) 「気が散って苛立ち激怒する」について 1番目の項の強引さは、上に挙げた中でも際...
全部読む