mètre(韻律)とmaître(巨匠)

『ヌレエフ』P.271:巨匠の音楽 Meyer-Stabley原本:musiquette au mètre Telperion訳:リズミカルな安手の音楽 バレエ「ドン・キホーテ」についた注の一部で、「ドン・キホーテ」を含む19世紀に受けたある種のバレエの特徴の一つ。 ここで使われる単語の意味は次のとおり。 mètreは「メートル」「韻律」という2つの意味がある。「巨匠」に当たるフランス語はmaître。 musiquetteは「芸術的な価値がない音楽」。 音楽を指し...
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シューズを投げたのは八つ当たりではない

『ヌレエフ』P.87:そして白い胸飾りをつけ舞台袖にいた男性の方をめがけてバレエシューズを投げつけた。 Telperion訳:その後舞台袖で、白い胸当てをした男性の方向にシューズを投げつけた。 原本『Noureev』:après quoi, dans les coulisses, il lance son chausson dans la direction de l'homme au plastron blanc. ヌレエフが指揮者のテンポに腹を立て、「ラ・バヤデール」公演中に自分のヴァリアシオンを中断した後のこと...
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喝采されるヌレエフからほの見えた尊大さ

『ヌレエフ』P.220:妙技の羅列のみならずクラシックバレエの卓越した技巧を披露した彼は、瞳に微笑みをたたえ“皆さんアンコールをお望みですか?”とでも言いたげだった。 Telperion訳:名人芸のレッスンだが、同じように古典バレエの自制のレッスンでもあり、目と微笑みの中に、王者らしくもあり神のようでもある名状しがたいものがのぞいており、こう言っているかのようだった。「哀れな人間たちよ、再びこれを望むのか?」 原本...
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ブルーン逝去より前に決まったニューヨーク公演

『ヌレエフ』P.262:悲嘆にくれていたルドルフのもとに、元気を回復させる二つの朗報が舞い込んだ。それは同年七月メトロポリタンオペラ劇場で行われるガラ公演でのバリシニコフとの共演と、パリ・オペラ座バレエ団のアメリカ公演の知らせだった。一九八四年のニューヨーク公演以来の(以下は原本で引用外の文なので略) Meyer-Stabley原本:Rudolf, très affecté, a cependant deux occasions de se réjouir : l'annonce d'une appar...
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驚かせたのは監督ラッセルでなく俳優ヌレエフ

『ヌレエフ』P.236:ラッセルが彼に自由に演じさせ、その人物像の輪郭を描かせたのには大変驚きました。 Meyer-Stabley原本:Russel lui laissa une grande liberté d'interprétation et le voir cerner son personnage était tout à fait étonnant. Telperion訳:ラッセルは彼に自由に演技をさせました。そして彼が役の輪郭を描くのを見るのは、実に驚くべきことでした。 「ヴァレンティノ」のプロデューサー、アーウィン・ウィ...
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原著者は祈りを金より下に見ていない

『ヌレエフ』P.16:金に値する価値があったのは、祈りの言葉でなくジャガイモだった。 Telperion訳:このじゃがいもは、祈りに値するとは言わないが、金に値するものだった。 原本『Noureev』:ces pommes de terre valent leur pesant d'or, pour ne pas dire leur pesant de prières. いつも空腹だった幼いヌレエフが、キリスト教徒の老婆がくれる食べ物欲しさに、自分の家の宗教でないキリスト教の祈りの言葉を唱えたことにつ...
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技巧があるダンサーを賢者と称えるのはまれ

『ヌレエフ』P.84:まるで花火のように完璧な跳躍と回転をこなす賢者。 Telperion訳:花火、跳躍や旋回の巧みな申し分なさ。 原本『Noureev』:Feu d'artifice, savantes perfections des élévations ou des girations. パリでデビューしたヌレエフが受けた熱烈な賞賛の一つで、筆者はFrançois Guillot de Rode。 savantの意味は大きく分けると2つ。 形容詞「博学な、学問の、巧みな」 名詞「学者」 この場合はsavantesとな...
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落胆しては持ち直す

『ヌレエフ』P.254:躊躇せず不満な点を指摘した。「ご存知のようにがっかりすることはありますが、体制が急激に変化するときは常にそうなるのです。 Meyer-Stabley原本:le Russe laisse pointer son insatisfaction : « Vous savez, il y a des moments de découragement. Et c'est toujours là qu'arrive brusquement une raison de ne plus l'être. Telperion訳:ロシア人は不満を否定しなかった。「お判りでしょう、落胆の瞬...
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トールチーフとバランシンやブルーンの縁がヌレエフを魅了

『ヌレエフ』P.126:当時三六歳だった彼女は確かに魅力的だった。彼女はジョルジュ・バランシンの三番目の妻で、ダンサー・エリック・ブルーン*1のパートナーで仲間でもあった。 Telperion訳:36歳の彼女には、確かに本物の磁力のような存在感があった。しかしなかでも、彼女はかつてジョージ・バランシンの3番目の配偶者であり、またモスクワに立ち寄って*以来ルドルフを魅了したダンサー、エリック・ブルーンのパートナーであり愛...
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マリア・トールチーフの談話がロゼラ・ハイタワーのものに

『ヌレエフ』P.126:マリアは端麗な一方子どもっぽい一面もあるルドルフに魅力を感じ、彼から目が離せなくなっていきました」 Telperion訳:2人には共通点がたくさんありました」。マリアはルドルフがあまりに美しく、あまりに子供らしく、あまりに魅力的だと思ったので、「彼から私の目を離すことができませんでした」。 原本『Noureev』:Ils avaient beaucoup de choses en commun. » Maria trouve Rudolf si beau, si enfantin,...
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