王室は任命の実権を持たない

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.73:王室の遠隔操作による首相や知事など高級官僚の任命には、女王の手にキスをするという特別な計らいが伴っている。 Telperion訳:総理大臣からはるか遠くの英連邦加盟国の総督に至るまで、上級公務員の任命には、女王の手にキスをするという好意が伴う。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth II』:La nomination d'un haut fonctionnaire, depuis le Premier ministre jusqu'au gouv...
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ヴァネッサ・レッドグレーヴは勲章制に恩を着せていない

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.69:有名である私を呼びものにしただけなのです」 Telperion訳:私が制度に魅力を感じているという証明になったのです」 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth II』:Cela prouve l'attraction qu'ont les institutions sur moi. » 女王による勲章授与を説明した部分から、女優ヴァネッサ・レッドグレーヴの談話。直前の文は「私は勲章を受け取ったことをむしろ恥じています(新倉本よ...
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皇太后の帽子について会社が公言したのではない

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.208:「皇太后が花やリボンやパールや羽根やチュールで飾り立て、クリスマスツリーのような帽子をかぶっていない姿を想像できますか?」これはフレデリック・フォックス社とシモーヌ・マーマン社に言われたことだ。 Telperion訳:花柄でおびただしいリボンやパールや羽根やチュールが付き、クリスマス・ツリーに似ていると言う人もいる帽子をかぶっていない皇太后を想像できるだろうか? これらを...
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ラテン語の名文句を強引にフランス語扱い

『バッキンガム』P.133:危険な噂話がある。 Telperion訳:賽(さい)は投げられた。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth II』:Alea jacta est. 子どもの頃から馬術に打ち込んでいたアン王女が競技大会でその才能を発揮するようになったことを述べた段落にある文。 一向に説明されない噂話 新倉真由美の文があからさまに変な点は、危険な噂話が何なのかがこの後も明かされないということ。アン王女が馬術の大会に出...
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ロイズは王室儀式中止保険を提供する

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.71:ロイド社は大きな公式セレモニーの中止に備え、定期的にコマーシャルやホテル経営者やテレビ番組に保険をかけている。戴冠式の折に安全警備にかけられた額は少なかった。 Telperion訳:だからロイズ社は定期的に、商人やホテル経営者やテレビのチャンネルを相手に、大規模な王室儀式の中止に対する保険を引き受ける。戴冠式の時点では、保険証券の保険料の相場は非常に安かった。 原本『Bucki...
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見落とされたロイヤル・ミューズ統率者の存在

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.139:そこで働くスタッフたちは宮殿内で働く人たちとは違う格付けがあり、一般の廷臣よりはずっと上で王室の廷臣より下の階級に属している。管理するのはロイヤル・ミューズである。 Telperion訳:そこで働く職員には、宮殿とは異なる独自の優先順位がある。普通の侍従よりずっと地位が高い冠侍従の指揮下にいる。彼がロイヤル・ミューズを率いる。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth...
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礼儀作法の重圧ばかりを書き立てるつもりはない原著者

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.196:もし一般人がこのように格式ばった中で生活するとしたら、恐らく窒息してしまうだろう。何も大げさに言っているのではない。 Telperion訳:このような儀礼の中で暮らすことに対して、一般人の大多数は息苦しい印象を少し持つだろう。しかし何事も誇張してはならない。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisabeth II』:À vivre dans un tel cérémonial, le commun des mortels aurait que...
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議会が開会式で王権に蹴散らされる新倉本

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.127:チャールズ一世時代から続く不思議なしきたりで、執行官が五十mほど廊下を通りドアをぱたんと閉める。王だけが兵士を伴い議場に入ることができ、五人の議員は入場を遮られ拒絶される。 Telperion訳:驚くべき儀式により、執行官(黒い棒と呼ばれる)が50メートルの廊下を通り抜け、鼻先で扉をばたんと閉められる。この伝統はチャールズ一世までさかのぼる。5人の議員を逮捕するために、兵とと...
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王冠の真珠をネックレスに使い回し?

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.193:戴冠式の後には祝宴が催された。エリザベスは王冠についていた真珠をプラチナの芯から外し、ネックレスとして使えるようにした、という話を聞いて微笑んだ。 Telperion訳:次に行われた歓待の場でのみ、廷臣たちがティアラを取り出した。イギリス最高の名門の数々が、ティアラを組み立てさせるとき、真珠をプラチナの台座から取り外して上流階級の日常生活でネックレスにして身につけられるよ...
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イギリス皇太子とチェスター伯は同一人物

『バッキンガム宮殿の日常生活』P.147:皇太子はある日飛行機に乗るとき〈チャーリー・チェスター〉という偽名を使った。それは実在のチェスター伯爵の名前で、彼は完璧にその振りをした。 Telperion訳:皇太子はある日、飛行機に乗るために「チャーリー・チェスター」という変名に頼った。非の打ちどころなく自分の名だと要求できる名前だ。なぜなら彼はチェスター伯でもあるのだから。 原本『Buckingham Palace au temps d'Elisa...
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