エリック・ヴュ=アンを昇進させやすくするためのルグリ昇進

『ヌレエフ』P.260:ベジャールによれば彼はバレエの責任者とオペラ座の最高顧問アンドレ・ラリックに、何度もエトワール指名について提案を行っていた。そのためプルミエ・ダンスールに配属されていたマニュエル・ルグリのエトワール指名も気まぐれで行われたのではない。 Telperion訳:ベジャールの説によると、この振付家はバレエの管理担当者とオペラ座理事長アンドレ・ラルキエに、このダンサーをエトワールとして任命すること...
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関係悪化の原因として語られるのはブルーンの感情のみ

『ヌレエフ』P.151:ルドルフはすっかり有名人になってしまった自分の周辺で、エリックがあまり注目を浴びなくなるのを気の毒に思っていた。 Telperion訳:その上、ロシア人があまりに有名人になったため、自分の周りでの関心のほうが低いと感じるのは、エリックにとってつらいことだった。 原本『Noureev』:De plus, le Russe est devenu une telle célébrité qu'il est pénible pour Erik de sentir moins d'attention autour de...
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自分への絶賛を一人による発言だと明記する節度

『ヌレエフ』P.85:初日を観たフランスの批評家たちは大挙して劇場に舞い戻って来ました。団員の一人がスプートニクにも値する出来栄えだったからです」 Telperion訳:初日に出席したフランスの批評家は全員大挙してまた現れ、このとき批評家の1人が私をスプートニクと呼んだ」 原本『Noureev』:Les critiques français qui assistaient à la première étaient tous revenues en force et c'est alors que l'un d'eux me qualifia ...
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居住しない国でこそ亡命を申請できる

『ヌレエフ』P.97:ジュネーヴ協定ではすべての外国人は居住する国における保護権を要求できる Telperion訳:ジュネーブ条約の規定によると、すべての外国人は滞在する国で保護の権利を申請できる 原本『Noureev』:La convention de Genève prévoit que tout étranger peut demander le droit d'asile dans le pays où il se trouve, フランスからソ連に送還されかかったヌレエフを救うために友人クララ・サンが思い出したと書...
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クラシック音楽以外にも聴きほれた幼い頃

『ヌレエフ』P.20:ヌレエフにとって外の世界を知れたのはラジオだけだった。公人が亡くなると絶え間なく流れていたポピュラー音楽が中断され、ベートーベンやチャイコフスキーなどの曲が放送されたが、彼はそれに聴き入っていた。 Telperion訳:なぜならヌレエフにとって、もっと広い外界を表す唯一のものは家庭のラジオだったからだ。何時間でも耳を傾けていた。とりわけ幸せだったのは、公人が死去したために絶え間ないポピュラ...
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追及したのはプライベートの楽しみ

『ヌレエフ』P.85:成功が大きくなっていくにつれ、ヌレエフはフランスの首都で彼独自のやり方で観客を扇動していけるように感じていた。 Telperion訳:成功が大きくなるにつれ、ますますヌレエフは自分独自の好みをフランスの首都で自由に追及できるように感じた。 原本『Noureev』:Plus le succès va crescendo, plus Noureev se sent libre de suivre ses propres inclinations dans la capitale française. キーロフ・バレ...
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トールチーフとブルーンがかつての恋人だという示唆

『ヌレエフ』P.127-128:彼女は周知のとおりバイ・セクシュアルなエリックがタタール人に惹かれ、彼女のロマンスが終わってしまうかもしれないと思ったが、自分が紹介したダンサーを二人とも失うとは想像していなかった。 Telperion訳:自分のデンマークのロマンスに終止符が打たれたこと、周知のバイセクシャルであるエリックがタタール人に魅了される以外にないことは知っていても、2人のダンサーを互いに紹介することで2人とも失...
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提案に耳を貸すそぶりだったヌレエフ

『ヌレエフ』P.290:これが報道されたとき、ある若きエトワールはヌレエフにこう示唆した。「彼は感じは良いがなんの経験もありません。カドリーユとして入団し、本当に上達すれば四年以内にはエトワールになれるでしょう」 Telperion訳:そして、当時オペラ座のある女性エトワールがほのめかしたことがヌレエフの耳に入った。「彼は感じが良いですが、何の経験もありません。単なるカドリーユとしてバレエ団に入りさえすればよいの...
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近くの観客もまた感動した

『ヌレエフ』P.303:天井桟敷の最前列からブラボーという声と拍手が聞こえると、花束が舞台の上に投げられ散らばった。 Meyer-Stabley原本:Des premiers rangs au poulailler, tandis que crépitent les bravos, des fleurs sont jetées et jonchent le plateau. Telperion訳:最前列から天井桟敷まで、喝采が弾けた一方、花が投げられ、舞台を覆った。 1992年10月8日、ヌレエフ振付「ラ・バヤデール」全幕初演後のカーテン・コ...
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スノードン家のおざなりな呼び方

『ヌレエフ』P.244:スノードン侯 Telperion訳:スノードン一家 原本『Noureev』:des Snowdon ヌレエフのセレブな友人の一例。ここでいうスノードンとはマーガレット王女の夫のこと。もっとも、新倉本でスノードンの名が初めて出るP.202には「マーガレット&スノードン大佐夫妻」とあるし、マーガレットが王妃呼ばわりされているので、新倉本からはスノードンの素性は明らかとは言えない。 新倉訳の不適切さ 一人だけではない...
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