伝記『ヌレエフ』の翻訳の検討

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』(Bertrand Meyer-Stabley著、新倉真由美訳、文園社)と『ヌレエフとの密なる時』(ローラン・プティ著、新倉真由美訳、新風舎)の誤訳と改変。『バッキンガム宮殿の日常生活』(Bertrand Meyer-Stabley著、新倉真由美訳、文園社)の一部も対象

2016.06.16
既存の指摘記事の手直し

既存の指摘記事の手直し

公開3周年記事の後、新規記事なしで1年経過。ブログどころか、ヌレエフとパリオペの新着ニュースから離れていた時期もありました。その間に新倉真由美の4冊目の翻訳本が誕生しなくて幸いでした。そんなものを数か月放置する結果になったら、たとえその後で追いついたとしても後味が悪すぎます。有限不実行で恥ずかしいので、この記事のタイトルは「ブログ公開4周年」にはしません。

記事を読みやすくする努力は続けたい

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』が日本中の図書館から消え去ればとても嬉しいのですが、それがかなうのは現実的ではありません。それどころか日本アマゾンで新品を手配できるという始末。だから対訳を用いた問題指摘記事は存在意義をまだ失っていないと思います。このブログに来る人は、ヌレエフやパリオペについて検索していてたまたま来ることが多いと私は想定しています。そういうライトな読者にも分かりやすい記事であるように、手入れを続ける必要はあるでしょう。カテゴリ「思うこと」のような感想記事なら、不慣れな昔を懐かしむだけでもよいのですが。

一番気になるのは既存のヌレエフ記事の見出し

最近は閲覧デバイスとしてスマホがPCより普及したので、本文を読むにはまずタイトル一覧の段階で興味をそそられなければなりません。通りすがりの人にも「この本をうのみにはできない」という印象を残すには、タイトル一覧だけでも問題がもっとはっきり分かるのが理想でしょう。たとえばの話、「プティ・ラットの意味」より「プティ・ラットはコールド・バレエではない」のほうが親切です。

比較的新しい『バッキンガム宮殿の日常生活』記事はタイトルが以前より雄弁だと思います。でも2冊のヌレエフ本の記事は、その点大いに不満なものが多くあります。タイトルだけでなく記事の小見出しも同じ。いいタイトル、いい小見出しを追及すると、本文にも手を入れる必要が生まれることが多く、記事によっては書き直しはなかなか大変です。それでも、今年のゴールデンウィークに『ヌレエフ』指摘記事カテゴリの新しめの記事に少し手を入れました。昔ほどこのブログに手を入れられない現状は認めざるを得ませんが、今後も完全放棄はしたくありません。

優先順位を下げざるを得ないバッキンガム記事

新規記事のネタには困らない『バッキンガム宮殿の日常生活』。でも1年前も書いたとおり、「この本を放置したら数々のデマが拡散する」という危機感はあまりありません。それにこれの指摘記事は書いたのが比較的新しいので、まだ甘い目で見てしまいます。もったいないことですが、放置が続きそうです。誤訳とフランス語に興味がある人にはこれほどお奨めな本も少ないでしょうに。

でも既存記事について、対策を打つべきと思っている点が1つあります。私は過去に王室の知識を得るために公式王室サイトhttp://www.royal.gov.ukにとても頼りました。ところがいつの間にか、王室サイトがhttp://www.royal.ukにリニューアルし、royal.gov.ukドメインへのリンクがすべて切れたのでした。しかも今のサイトは写真がやたらと多い一方、説明を見つけるのが難しくなりました。チャールズ1世が5人の議員を逮捕しに下院に押し入った話も見つかりません。ステートルームのバーチャルツアーも、自分で視点を設定できないYoutube動画に置き換わった模様。royal.gov.ukからのリンクをroyal.ukからのリンクに書き直すことが可能な個所はすべて書き直したいものですが、駄目な場合もあるでしょう。そのとき、王室サイトほど信頼性がある別な情報源が見つかるかを考えると、頭が痛くなります。

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Telperion

Author:Telperion
バレエへの関心が芽生えたのは2011年1月。その翌月に読んだ『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』は、そんな新参の私から見ても、間違いや意味不明な記述が多すぎました。その原因のほとんどが翻訳のひどさだと気づいたことからブログ開設を思い立ち、今は同じ訳者による邦訳本3冊を取り上げています。詳しくはこのブログでしたいこと 第3版をご覧ください。
フランス語の学習を始めたのは『ヌレエフ』に出会う少し前。まだまだ知識は浅く、至らぬところもあるでしょう。お気づきのことはぜひ知らせてください。リンクはご自由に。

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