母の応援は積極的ではない

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.31:ルドルフはいつも父に嘘をつかねばならなかった。しかし母親は愛情深く、こっそりバレエのレッスンやリハーサルを受けるため買い物に行くなど口実を作ってくれた。 Telperion訳:このため、ルドルフは訓練を続けるために、母から愛情こめて黙認してもらい、父にいつも嘘をつかねばならなかった。彼はこっそり踊りの稽古やレッスンに出かける口実をでっちあげた。時おり、母の代わりに...
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ヌレエフを選んだドゥジンスカヤの正しさ

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.64:彼の卓越した技量によってドジンスカヤはのびのびと踊れた。彼が選んだパドシスは秀逸な出来だった。 Telperion訳:彼女はルドルフの踊りが同じように優れていたことにとりわけ安堵した(なかでもパ・ド・シスは素晴らしかった)。自分の選択が理にかなっていることが明らかになったからだ。 原本『Noureev』:Elle est surtout soulagée que Rudolf ait aussi bien dansé ― le pas de ...
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ヌレエフの談話が展示会関係者のものに

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.222:彼は多くを要求し腹を立て、時に激怒しながら希望を叶えていました。私は議論や弁解や交渉はしませんでした。彼は悩むのが好きだったのです。私は話し合いで時間を失うのは耐えられずバレエを知っていると思いあがっていたのです。博学な人は大いに知識を活用すべきです。たとえ皆がそれを喜ばないとしても」 Telperion訳:彼は要求し、どなりつけ、時にかっとなり、いつも希望を叶...
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ストライキに関与するのは誰か

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.288:彼はストライキのためでなく、踊るためにそこに存在していたのだ。 Telperion訳:踊るためにいるのではないか。ストライキをするためではない。 原本『Noureev』:On est là pour danser. Pas pour faire des grèves. ヌレエフが対立相手に露骨に敵意をぶつけ、オペラ座での立場を悪化させる様子を書いた部分から。「溝を越えられなかったヌレエフの比喩」も同じ段落にある。 引...
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ソ連の指導者とソ連の第一人者は違う

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.73:フルシチョフの妻ニーナ・ペトローヴァはクラシックバレエの愛好家で批評家としてもソヴィエトで第一人者であった。 Telperion訳:フルシチョフ夫人ニーナ・ペトローヴナはバレエの熱烈なファンであり、ソ連の指導者自身が古典バレエを評価していた。 原本『Noureev』:La femme de Khrouchtchev, Nina Petrovna, est une passionnée de ballet et le leader soviétique lui-même app...
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セレブたちの歓待はヌレエフにとって十分すぎるもの

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.200:基本的に彼の好みはシンプルで、王侯貴族やジェット族たちの好意も友人や著名人たちとの関係も、あらゆる欲望や気まぐれを満たしはしなかった。 Telperion訳:そして、たとえ基本的に彼の好みが簡素でも、著名な友人や知人は、彼の望みや気まぐれをすべて叶えることをやめず、彼をジェット族の王者の1人にしていた。 原本『Noureev』: Et même si, à la base, ses goûts sont simpl...
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プティがベジャールへの加担を振り返るのはずっと後

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.261:とげのある言葉と不平不満の応酬から数年後、ローラン・プティは“ヌレエフとの密なる時”の中で告白している。 Telperion訳:こうした辛辣な言葉が交わされてから多くの年月が過ぎた後、ローラン・プティは『ヌレエフとの密なる時』で告白する。 原本『Noureev』:Bien des années après ces coups de bec et de griffe, Roland Petit avouera dans Temps liés avec Noureev : ヌ...
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指揮者活動の動機だと疑われた売名と商売

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.299:単純に反復し棒を振り続けることは可能だ。しかしそれは彼ほどのスケールのアーティストをかなり情けないものにしてしまうのではないか。我々に多くの素晴らしいものをもたらした彼ほどの男が険しい山に登ろうとしているかのようだ」 Telperion訳:そして、単に延々と自分について語らせ、レジを打ち続けようとしているのだろうか。それは可能ではあるが、全盛期に多くを我々に与え...
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châle(ショール)とchalet(シャレー)

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.205: 彼は振付家のマッシーニから買い取ったメランコリックな小島に舞い戻り、シャレー風の別荘にこもっていました。この島はかつてディアギレフが所有していました」 Telperion訳:彼はショールをまとい、振付家マシーンから買い取った陰鬱な小島に戻るのでした。マシーンは島を偉大なディアギレフから受け継ぎました」 原本『Noureev』:Drapé dans des châles, il rejoignait l'îlot ...
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répétition(稽古)とreprésentation(公演) - ウォーホル編

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』P.206:公演の休憩時間を利用し、 Telperion訳: メトロポリタン・オペラで練習中の休憩を利用して、 原本『Noureev』: Profitant d'une pause pendant une répétition au Metropolitan Opera, アンディ・ウォーホルがヌレエフのインタビューと写真撮影を予定した時間。 répétitionは「稽古、練習」で、公演はreprésentation。実際、公演の休憩時間はせいぜい20分くらいだろうから、そ...
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