自分への絶賛を一人による発言だと明記する節度

『ヌレエフ』P.85:初日を観たフランスの批評家たちは大挙して劇場に舞い戻って来ました。団員の一人がスプートニクにも値する出来栄えだったからです」 Telperion訳:初日に出席したフランスの批評家は全員大挙してまた現れ、このとき批評家の1人が私をスプートニクと呼んだ」 原本『Noureev』:Les critiques français qui assistaient à la première étaient tous revenues en force et c'est alors que l'un d'eux me qualifia ...
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ヌレエフの調子を整えるのは古典バレエ

『ヌレエフ』P.221:彼はクラシックの役とモダンバレエを巧みにミックスする術を心得ていた。「医者に行くようなものです」彼は意味ありげに皮肉って言った。 Telperion訳:彼は明白な戦略的な感覚を用い、古典の役(当人は「医者に行くのと同じです」と皮肉る)とモダン・バレエを調合することができた。 原本『Noureev』:Il sait doser les rôles classiques – « C'est comme aller chez le médecin », ironisera-t-il &ndas...
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ヌレエフの寄与を惜しみなく認めるフォンテーン

『ヌレエフ』P.209:彼はなすべきすべてをしているように見えました。 Telperion訳:すべてを彼に負っているという印象です。 原本『Noureev』:J'ai l'impression de tout lui devoir. 踊りのパートナーとしてのヌレエフについて語るフォンテーン。「彼は私が望むように踊らせる、私自身の最大限を与える」といったことを語った後に続く。 構文解析は単純 直訳は「私はすべてを彼に負うという印象を持っています」。 文中で...
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半分恋するのは踊りのため

『ヌレエフ』P.144:彼女はコレット・クラークに「まるでルドルフに恋しているみたい」と打ち明けている。 Telperion訳:彼女はコレット・クラークに打ち明けてすらいる。ルドルフと踊るには、そうするのと同じように「彼に半分恋する」ことが必要だと。 原本『Noureev』:Elle confie même à Colette Clark qu'il faut qu'elle soit « à moitié amoureuse de Rudolf » pour danser avec lui aussi bien qu'elle le fait. ヌレエ...
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亡命後すぐスーパースターになったのではない

『ヌレエフ』P.120:彼はスーパースター、ヌレエフにいくつかの特徴を見出した。「彼はその肉体、顔、尊大さ、優雅さに特徴があり、的確に演じる術(すべ)を心得ていました」 Telperion訳:デザイナーの導き手はルドルフの「スーパースター」らしさを認めることになる。「彼にはそういう容姿、顔、傲慢さ、優雅さがあり、それを的確に操ることができました」 原本『Noureev』:Le mentor du couturier reconnaîtra la griffe de « su...
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原本のほうが理があるヌレエフの憤激

『ヌレエフ』P.59:その電報によれば彼はもはやキーロフの一員ではなく、返金のためバシキール共和国のウーファオペラ座にダンサーとして入団しなければならなかった。オペラ座は彼の研修中経済的な援助を行っていたからだ。 Telperion訳:彼はもはやキーロフのバレエ団の一員ではなく、ウーファのオペラ座にダンサーとして入団しなければならない。学業中に受けた金銭的援助をバシキール共和国に返済するためである。 原本『Noure...
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最初のバレエ教師は民族舞踊を教えていない

『ヌレエフ』P.29:ウダリツォーヴァは彼にホパックやレジンカなどさまざまな民族舞踊の動きを練習するように言い、彼はそれらを完璧に言われるがままに踊った。 Telperion訳:ウデルツォーワは彼に、ゴパックやレスギンカ、完璧に知っているさまざまな民族舞踊のステップを実演するよう求めた。彼は従い、 原本『Noureev』:Oudeltsova lui demande d'exécuter une gopak, une lesguinka et divers pas forkloriques qu'il connaît...
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舞台のヌレエフの特徴である風格

『ヌレエフ』P.221:彼のキープ力は誇るべきもので、格調高くダイナミックなマイムや動き、優雅なポールドブラやゆったりした動きなどがヌレエフの特徴だった。 Telperion訳:物腰の物憂げな誇らしさ、皇帝のような身振りと軌跡の豊かさ、そしてポール・ド・ブラと遅い動作の優雅さがヌレエフの特徴である。 原本『Noureev』:L'indolente fierté de son maintien, l'ampleur impériale des gestes et des parcours, la grâce des p...
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観客が踊りに立ち入らないのは当たり前

『ヌレエフ』P.170:観客は私が行っていることに立ち入れないのです。舞台上では感情を内面化し自分自身に集中しなくてはなりません。 Telperion訳:私が感じることは内面化され、私自身の中に凝集され、観客はそこに入ってこないのです。 原本『Noureev』:le public ne pénètre pas dans ce que j'éprouve, qui est intériorisé, ramassé en moi-même. 1978年11月27日のパリ・マッチ誌に載ったヌレエフのインタビューより。こ...
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ヌレエフの偶像でなく観客の偶像

『ヌレエフ』P.295:観衆は彼の偶像に最後になるであろう喝采を惜しみなく贈った。 Telperion訳:観客は自分たちのアイドルに恐らく最後の喝采を浴びせに来た。 原本『Noureev』:Le public vient ovationner pour la dernière fois peut-être son idole. idole(アイドル、偶像)に付いている所有代名詞sonは、「彼の」という意味のこともよくあるが、厳密には「単数の三人称代名詞で表される人または物の」。この場合の単数の名...
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