伝記『ヌレエフ』の翻訳の検討

『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』(Bertrand Meyer-Stabley著、新倉真由美訳、文園社)と『ヌレエフとの密なる時』(ローラン・プティ著、新倉真由美訳、新風舎)の誤訳と改変。『バッキンガム宮殿の日常生活』(Bertrand Meyer-Stabley著、新倉真由美訳、文園社)の一部も対象

cirque(サーカス)とcritique(評論家)

『ヌレエフ』P.70:
私は一人の評論家と旅立ちました。
Meyer-Stabley原本:
Je voyageai avec un cirque.
Telperion訳:
私はサーカスと旅をした。

ヌレエフがキーロフ時代に強いられた東ドイツのツアーについての述懐。cirqueは「サーカス」。訳本P.74で「ベルリンにも同行したサーカス団」という記述があり、そのサーカス団がこれのこと。ちなみに評論家はcritique。

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Author:Telperion
バレエへの関心が芽生えたのは2011年1月。その翌月に読んだ『ヌレエフ 20世紀バレエの神髄 光と影』は、そんな新参の私から見ても、間違いや意味不明な記述が多すぎました。その原因のほとんどが翻訳のひどさだと気づいたことからブログ開設を思い立ち、今は同じ訳者による邦訳本3冊を取り上げています。詳しくはこのブログでしたいこと 第3版をご覧ください。
フランス語の学習を始めたのは『ヌレエフ』に出会う少し前。まだまだ知識は浅く、至らぬところもあるでしょう。お気づきのことはぜひ知らせてください。リンクはご自由に。

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